■なぜ、95万で手放したクルマが198万円で再販されるのか。
【例えば】
トヨタ クラウン Rサルーン(平成16年モデル)5万キロの売却・購入をする場合…
<価格に上乗せされる項目リスト>
- 買取店(下取り店舗)の利益
- 流通コスト(陸送費・保険費・オークション出品費・成約費・落札費…)
- 売れる・売れないに係わらず発生する地代等の経費
→「売れる車」に「売れない車」にかかる経費を上乗せ
- 売れ残った場合に再度、オークションに出品する手数料
→売れ残る場合を想定して、事前に上乗せ
- 販売後メンテナンスに関する保証料
→ユーザー側の要否に係わらず上乗せ
- 店舗維持費
- 広告費
- 販売店の利益
- 中古車ディーラー店で働く方々の人件費
現在の中古車市場はムダとムラの塊!
<ムダとムラの実例>
一見50万近い利益を上げているようだが…
3ヶ月並べても売れる車は約半数。その3ヶ月間に発生する台当たりのコストは。
- 地代:90.000円(大都市圏)※1
- 自動車税:12,750円
- 重量税:6,300円 ※2
- 自賠責:4,930円
- 車検:11,115円
- 水道代:1,677円 ※3
- 人件費(洗車):15,249円 ※4
- 格落:159,501円 ※5
- 小計:301,522円
- オークション再出品費用:約3万円
総計:約33万円!!
これら全てのコストが売れた車に上乗せされているのです!! では、いかにして中間マージンを排除するのか・・・
その答えは・・・
個人売買!?
日本の中古車個人売買事情→
※1 地代は坪5,000円/とし、1台のスペースを19.8m2とする。
※2 重量税は、2000ccまでを1.5t、4000ccまでを2t、それ以上を2.5tとして算出する。
※3 水道代は洗車を3日に1回行い、1回あたり55円かかるとする。
※4 洗車人件費は1台を25分で、時給1000円で1時間に2台洗うとする。
※5 格落…年間の格落を31.9%とする。(1000万円が6年後にちょうど100万円になる/税法に従う。)